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教育学部の髙山慶子准教授が台風19号により被災した歴史資料の救出作業に参加しています
台風19号による浸水被害にあった歴史的資料の救出作業に、教育学部の髙山慶子先生、松村啓子先生、学生たちが協力しています。
11月16日、台風で決壊した秋山川沿いにある佐野市の民家で、水や泥を被った戦前の写真・軍事郵便・教材などの戦争関係資料(段ボール20箱分)を運び出しました。その後、本学に運び、水損資料の乾燥・修復作業が進められています。17日の本学での修復作業に参加した学生は、作業後には充実した表情で、とても貴重な経験ができたと話していました。
この活動は、各地で災害から歴史的資料を守る取り組みを行っている、神戸大学を拠点とする「歴史資料ネットワーク」が中心となり、県内外の研究者、学芸員、文書館・自治体職員などの有志が参加しています。髙山先生は、「今回の経験から、栃木県内で災害から資料を守るための仕組みづくりにつなげたい」と話されました。
11月16日(土)に佐野市で行った水損資料の運び出し作業の様子
11月17日(日)、前日に佐野から運び出した水損資料の乾燥・修復作業をしている様子。被災資料レスキューの専門家に学びながら、宇大の学生も水損資料の処置に取り組んでいます。
水損掛け軸の処置 水損フィルムの処置
水損ハガキの処置