第１４回国連犯罪防止刑事司法会議（京都コングレス）のサイドイベントに宇大生が登壇しました

 50年ぶりに日本で開催される第１４回国連犯罪防止刑事司法会議（京都コングレス）のサイドイベントに宇都宮大学国際学部の学生2名が参加し、英語でプレゼンテーションを実施しました。

 ２０２１年３月７日から１２日の間に京都にて第１４回国連犯罪防止刑事司法会議（京都コングレス）が開催されています。国連犯罪防止刑事司法会議は、５年に一度開催される犯罪防止・刑事司法分野における国連最大の国際会議です。１９５５年以来、世界各国で開催され、日本での開催は約５０年ぶりとなります。

 コングレスでは、犯罪防止・刑事司法分野の専門家が、世界の犯罪防止・刑事司法分野の諸課題について議論しつつ、その知見を共有し、コミュニケーションを図ることで、様々な分野における国際協力を促進し、より安全な世界を目指して協働することを目的としています。このコングレスは昨年京都で開催される予定でしたが、新型コロナウィルスの影響で一年延期され、２０２１年３月７日から本会議場とオンラインのハイブリッド形式にて開催されることになりました。

 宇都宮大学からは、国際学部藤井広重研究室から、４年横山友輝さん（法務省実施のプレゼンテーションコンペにて選出）と、２年鈴木ひとみさん（国際人道法を学ぶユースとして藤井研究室を代表）の２名の学生がそれぞれ別のサイドイベントにて登壇しました。横山友輝さんは、３月９日に法務省矯正局主催のサイドイベント「法務省政策提案ワークショップ（Ministry of Justice Policy Proposal Workshop）」にて、『日本における薬物使用・所持の非犯罪化』と題する報告を京都の本会議場にて実施しました。鈴木ひとみさんは、３月１０日にセーブ・ザ・チルドレン・ジャパン主催のサイドイベント「紛争下の子どもを守ろう～Stop the War on Children：Protection of Children in Conflict by Complying with International Law」にて、『紛争下の子どもたちを守るために私たちができること』と題する報告をオンラインにて実施しました。

［参加学生からのコメント］
横山友輝さん
 今回の京都コングレスへの参加は、私にとって、初めての国際会議でのプレゼンテーションを行わせていただける非常に貴重な機会となりました。私が発表させていただいた、薬物事犯をめぐる問題は、今後も日本社会に付きまとう重要な事柄だと思います。私の発表が、会議に参加された皆様にとって、薬物事犯に関する様々な問題について考えるきっかけになりましたら幸いです。このような発表の機会をいただけたのは、藤井広重先生をはじめとする宇都宮大学の多くの方々、法務省矯正局の方々の多大なるお力添えがあってのことだと存じております。コロナ禍にもかかわらず、京都の本会議場へ行く機会を作っていただいたこと、またそこで発表をさせていただいたこと、本当にありがとうございました。今後ともご指導ご鞭撻のほど、どうぞよろしくお願いいたします。

鈴木ひとみさん
 この度は、京都コングレスにおける、セーブ・ザ・チルドレン・ジャパンのアンシラリーミーティングへの参加の機会を頂きましたこと、大変光栄に思います。今回は、"紛争下の子ども達を守るために私たちができること"というテーマで、藤井研究室が中心に活動してきた国際人道法、SDGsや難民プロジェクトなどを踏まえ、それらの活動から得た学びを、メディアを通した人道支援という私のキャリアの目標に生かしたいという旨を英語で発表させて頂きました。また、紛争下の子どもの権利についてSave the Children International、ICRC、国会議員の方など様々なステークホルダーからの話も聞けて、非常に貴重な経験となりました。このような大きなイベントへの登壇の機会を与えてくださいましたセーブ・ザ・チルドレン・ジャパンの川口様と大野様、発表の準備から本番までご指導頂きました藤井広重先生に、この場をお借りして御礼申し上げます。ありがとうございました。

【関連リンク先】
・京都コングレス公式ウェブサイト
http://www.moj.go.jp/KYOTOCONGRESS2020/index.html

・セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン
https://www.savechildren.or.jp/

・Stop the War on Childrenキャンペーンサイト
https://www.savechildren.or.jp/stopwaronchildren/

・国際学部ホームページ
http://www.kokusai.utsunomiya-u.ac.jp/