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地域 教育 研究

共同教育学部附属小学校の渡邊雅浩教諭が、第8回全小理教材開発コンテストで全小理会長賞・理振協会長賞を受賞しました

 全小理教材開発コンテストは、全国小学校理科教育研究協議会が主催しており、各都道府県を代表した開発教材が出展され、各賞が決定されます。

 受賞の対象となった教材は、4年生の単元「水のしみ込み方」で使用する比較実験機『しみこむ君』という地学のモデル教材です。上下1セットのプラスチックコップからできている『しみこむ君』にグラウンドの土、砂場の砂、砂利といった様々な種類の土砂を入れ、シールを剥がすと降雨の様に水が落ち、土砂に水がしみ込む時間を計測することができます。

 渡邉教諭によると、教材研究や準備に悩む教員が多いことから、できるだけ身近にある材料を使用することで、教員の教材研究や準備を比較的簡単にしつつ、児童に正確な実験を行わせることを目指し、教材の開発を行ったとのことです。
 また、『しみこむ君』に加えてICT機器を使い、雨の日や校庭に水たまりがある日の校庭の様子を撮影した動画や、実験や観察の様子を振り返る学習支援動画を作成することで、児童が主体的に実験に取り組む視点を持たせることを目指しており、この点も評価された一因となったそうです。

 渡邊教諭は、学長室を訪問し、『しみこむ君』を用いた実験や学習支援動画による説明を行い、受賞の報告を行いました。

 なお、渡邊教諭は「教員南極派遣プログラム」により、第63次南極地域観測隊に同行し、11月に日本を出国して南極昭和基地を目指しています。

集合写真

左から、池田学長、渡邊教諭、池田附属小学校長


説明する渡邊教諭

説明する渡邊教諭

しみこむ君

全小理会長賞・理振協会長賞を受賞した教材『しみこむ君』


【関連リンク】
・全国小学校理科研究協議会HP
・宇都宮大学共同教育学部附属小学校HP