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トルコで開催された国際人道法のサマースクールと大会に本学の学生と教員が参加しました
宇都宮大学国際学部附属多文化公共圏センター国際平和と人権人道法研究会で活動する本学の学生5名が、選考プロセスを経て、トルコ・イスタンブールで開催された第4回Kırımlı Dr. Aziz Bey IHL Competition & Advanced Summer Schoolに参加しました。
9月8日から13日にかけて開催されたKırımlı Dr. Aziz BeyIHL Competition & Advanced Summer Schoolは、国際法イスタンブールセンターとトルコ赤新月社(後援:赤十字国際委員会)が共催しています。第4回目となる今回は「占領と国際人道法」をテーマに、著名な講師陣とともに28カ国から受講生が集まりました。
本学の学生たちは、世界中から集まった学生たちと、今なお発生し続けている戦争/武力紛争に対し、国際人道法や緊急人道支援の役割について議論しました。講師たちのレクチャーやアドバイスを通して、将来に向け自らのキャリアを改めて考える素晴らしい機会となりました。
また、本学国際学部の藤井広重准教授は講師の1人として「Peacekeeping Operations in International Humanitarian Law(国際人道法における平和維持活動)」と題した講義を行いました。
今回参加した国際学部3年の鈴木望夢さんからは、以下のコメントが届きました。
サマースクールの書類選考を通過したときは大変嬉しかったです。不安もありましたが、仲間と共に5日間の貴重な経験ができました。
本大会は2020年から開催され、毎年異なるテーマの国際人道法について具体的に学ぶことができます。今年の大会テーマは、「The law of occupation(占領法)」に関するもので、最初の3日間はサマースクールとして講師の方々が講演くださり、残りの2日間はより実践的にロールプレイに基づく大会が行われました。大会では、ランダムに受講生同士でチームが組まれ、架空のシナリオに基づいて法的な議論を行ったり、時には武装勢力や軍と交渉する必要がありました。講師や博士課程のチューターの方々が本気で役に取り組まれているので、迫力がありました。講師の方々の書籍や論文を読むなどして、事前準備も入念に取り組んだつもりでしたが、他の受講生の知識や積極性を前に、悔しい思いをすることも多くありました。しかし、たくさんの新しい出会いとさらなる目標を見つけることができました。
この経験を生かし、今後とも藤井先生のご指導のもと武力紛争と法に関する知識を深め、国際人道法の大会に積極的に取り組んでいきたいと思います。滞在中多大なサポートを賜ったOnur Dur先生を始め、大会関係者の皆様に感謝申し上げます。
【関連リンク】
宇都宮大学国際学部附属多文化公共圏センター国際平和と人権人道法研究会HP
https://cmps.utsunomiya-u.ac.jp/peace-and-human-rights/